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05/29
こんにちは。司法書士の深川です。

今日はとってもお勉強になったご本の感想です

タイトルは【不動産投資の正体(住宅新報社出版)】猪俣淳さんのご著書です。

全く個人的な素人の素朴な素朴な感想です。
猪俣さんのご主旨にそぐわない理解をしていたら、誠に申し訳ありません

登記手続きを通して、「不動産投資の動き」を肌で感じる機会はありますが、その正体は謎のまま。興味はあっても、読了できそうな本が見つからない。ハードルの高いジャンルです。そんな私にピッタリな本でした。

「不動産投資って何だ??」という、とてつもなく漠然とした疑問に、丁寧に答えてくれたご本です。

発刊のご趣旨も「初心者用の入門書として最低限必要で、なおかつ重要ポイントを単純明快に解説する書籍」とのことです。難しい内容ですが、とても薄くて読み進めやすい構成です。疑似不動産投資体験をしたような、ロールプレイング的な感覚なのです
ここまで濃い内容を、優しくコンパクトに凝縮なさった猪俣さんは「スゴイ!!」と思いました。

様々なアプローチで「不動産投資の正体」が解き明かされていきます。
・いろいろな投資の中での不動産投資の位置づけ
・不動産投資を行う場合、具体的にどのような行動が必要か??
・不動産投資の儲け方の仕組み
・対象物件の分析方法
・不動産の投資パターン
 →「よくある失敗・原因・解決策」
 →「投資家の目標・目的別の提案」


とても興味深かったのは、不動産投資の本質です。
「賃貸用不動産を取得して、それを貸し付ける事業」であり、
「不動産投資とはどちらかというと不動産事業経営といった方がその姿を正しく現わしている」のだそうです。

個人が不動産投資を始める場合の私のイメージは・・
・投資用のマンション業者さんから値上がりしそうな物件を幾つか勧められ,良さそうな物件を選んで取得し、大家さんとして賃料の支払を受ける。
・その後の物件の管理も含め、全ては業者さんのコーディネートの範囲で行われている。

私のレベルで解釈すると、お店でお気に入りのお洋服を選ぶような感覚です。

しかし、その「正体」は、私がイメージしていたお任せ的・傍観的なものではありませんでした。不動産投資とは「自分で投資を作り込める数少ない投資」であるのだそうです。

不動産投資を成功させるためには、良い物件と運命的な出会いが不可欠です。しかし、運や感覚に委ねているだけでは運命の出会いは訪れません。知識の習得とデータ分析の蓄積により成せる技でした。

不動産投資を開始するには、たくさんの登場人物が関わってきます。不動産屋さん・銀行さん・税理士さん・借主さん。皆さんとの調整能力が必要です。

全く同じ条件の不動産は絶対に存在しません。固有の長所・短所があります。その個性を活かし・育むことは人材育成を彷彿とさせます。

今この瞬間は最良の条件を備えた物件も、半年後、数年後にその価値を維持しているとは限りません。流動的な不動産価値を客観的且つ的確に把握し、潮目を読み、商機を逃さぬ決断力も必要です。

なるほど。これは正に事業経営者の姿でありました

更には「お金のこと・生涯設計のことをきちんと考えていますか?!」というメッセージも込められているように思えました。

猪俣さんは「お金は【道具】にしか過ぎない」とお考えです。
「自分が求めていることを満たす【道具】」であると。
一般的にお金を稼ぐ手段は「労働」です。生計を支える最も身近で大切な手段です。

それでは、投資とは??
「投資とは仕組みでお金を稼ぐ手段である。」と説明されていました。「この仕組みを作っておくと人生を守ることになる」と。

つまり、「投資」の目的とは【お金を増やすこと】ではなく、【自分の人生を守ること】なのですね。だからこそ、投資に際して背負うリスクのボリュームも、「自分が求めていることを満たす範囲」に調整すべきであるのだな・・と思いました。

「投資」とは、私などには無関係な遠い世界の出来事だと思っていました。

しかし、ドキッとした一節があります。
「具体的な数値を挙げて、長寿のリスクを回避するためにライフプランは作成し、必要な手立てを打つべきであり、不動産投資はそのひとつの選択肢である。」

「お金のこと」にきちんと向き合った経験のない私にとって、この意味でも、良い刺激になった本です。

一度だけ、猪俣さんにお目にかかる機会をいただきました。
エレガントで悠然とした物腰の笑顔の素敵な方でした。
そのお人柄が滲み出ているからこそ、難解なテーマにぬくもりが加わり、私にも読みやすいご本が誕生したのだと思いました。
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05/16
こんにちは。深川です
今回は、深川さやか司法書士事務所の理想についてのおはなしです。それは、【おもてなしの心を添えた司法書士事務所】となること。
ホームページでは、【おもてなしの心を添えた法的サービスをお約束します】と表現してみました。

【司法書士業務】と【おもてなし】。この言葉の組合わせには、ちょっぴり違和感がある気もします。

【司法書士業務】の基本は法令遵守。
ご相談・ご依頼をいただいた事件に関しては、法律に求められたステップを踏まえているかを検討します。
手続も法律に定められたルールどおりに行います。
そして、法律からはみ出す結果となる行為は、お手伝いできません。

誰が承っても、画一的でオリジナリティーを発揮する余地がなさそうな業務です。

うっかりミスが許されない性質の業務ですから正確性は当然のこと。ご要望に対する迅速かつ誠実な対応も、これまた当然です。

当然のことを当然に処理するのでは、物足りません
ご依頼をくださったお客様に、必ず【プラスαの真心を添えたい!!】
誰に頼んでも同じ結果であるなら、【安心や心配りを常にプラスしたい!!】
これが私の考える【おもてなし】なのです


具体的には…

1)ご対応について

丁寧でわかりやすご説明を心がけます。
お客様の心に寄り添いながら、方向性を固めいきたいのです。
その為に、 先ずは、お客様の真意をじっくり伺います。
次にそのご意向に最も添う手段をご提案いたします。

このご提案を大切にしたいのです。
私どもにとって、お客様のお望みどおりの手続きが可能であることが最も喜ばしい事です。
しかし、叶わないケースもなくはないのです。
このような時にこそ、ご一緒に良い方向を導き出して行きたい。
とことんご納得いただいた上で、「代替的な手続」や「落としどころ」を模索していきたいのです。
適法・適切なご提案により、お客様をリスクからお守りすることもまた【おもてなし】であると思います


2)具体的手続きについて

手続的側面の多い「登記業務」は、機械的に処理することもできてしまいます。
しかし、私たちの事務所は、常に、最高のパフォ-マンスで【プラスαの真心】を添えます!!

余談になりますが、私は卒業後、12年間、百貨店で接客販売業に従事しておりました。
「第二の人生は洋服ではなく、法律を通して、お客さまに寄り添う仕事がしたい!!」と
一念発起し、司法書士となりました。

ですから、【私のおもてなしの心】は、筋金入りなのです

これまで、たくさんの素敵な方々にお目にかかる機会に恵まれて参りました。
皆さんその方の人となりを一言で的確に表現する【経験に磨き抜かれた言葉】すなわち【事務所理念】や【座右の銘】をお持ちでした。
私も、不惑の年を迎えて早くも2年経過しておりますから、【経験に磨き抜かれた言葉】をご披露したいところですが、未だ模索中です。いずれ機が熟したら、啓示のごとくぴったりな言葉がぴかーんと降りてくるような気がしています。

それまでは、【おもてなしの心を添えた司法書士事務所】で頑張ります!!
05/10
こんにちは。司法書士の深川です。
平成25年1月、御茶ノ水の駅の近くに司法書士事務所を開業しました。
たくさんの方々のありがたいお力添えに支えられ、少しずつ前進している毎日です。
本日、ようやく手作りのホームページが完成しました。
アップロードは大安である明日の予定です。

これを機会に、細々とブログも始めてみようと思います。私は全くのアナログ人間なので、周辺機能を駆使することはできません。かなり不安ですが、日常で見つけた『ちょっぴりお役に立ちそうな情報』や『ちょっとしたひらめき』等を、マイペースに綴って参ります。

よろしくお願い致します。
プロフィール

司法書士 深川

Author:司法書士 深川
こんにちは。平成25年1月に、御茶ノ水に開業した司法書士です。よろしくお願いします。
事務所のホームページもご覧になってみてください。

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